特別なチンクエチェント

新旧問わず、世界中で愛されるフィアット500。
あの人気アニメの愛車でも有名ですが、7月に公開された「Mission Impossible」では、電動化された500が主人公イーサンとともにローマの市内を駆け巡る姿を見せてくれました。

そんなチンクエチェントですが、かつて北イタリアのマダム達に「みなさんがお乗りの”あの”チンクエチェントではないものが欲しいの…。」というニーズがあったそうです。

こうした要望に応えるカタチで、当時トリノに点在していた様々なカロッツェリアたちが別注モデルを製作するようになるわけですが、その中でも最も成功を収めた一台がこのフランシス・ロンバルディ社のMy Car。（なかなかマイカーと発音できないイタリア人は、ミカールとかマイカールといいます）

エンジンはベースのFIAT500Fに準じており、特段チューンナップなどはされていません。なので、気難しさとは無縁ですし、パーツも簡単に入手できます。
可愛らしいボディはそのままに、メッキパーツなどでおめかしされた風貌は、なかなか大人っぽくてイイ感じです。
かっ飛ばすためのモデファイではなく、サラッとオシャレに街を流す感じのチンクエチェントですね。

この車両は、日本での使用を考えエンジン、ミッション、ブレーキ、足まわりなどはすべてOHを施し、FIAT500の弱点と呼ばれる部分に徹底的に手を入れました。

イタリアをはじめ欧州のほとんどの地域で人気の500。こうしたリフレッシュのはもはや定番ともいえる作業。
やはり日本でも、本場の楽しい走りを存分に満喫していただきたいので、事実上のレストアに近い仕上げで日本に上陸です。
弊社の500のエンジンはアバルトの595や695で中部イタリアのレースを席巻した、ベテランメカによって仕上げられています。
タイヤはミシュランのクラシック”X”を日本で装着。メーター類もしっかりと美しい状態で気持ちよくお乗り頂けます。

個性的なブルーメタリックは当時の純正色。10年程前にイタリアでリペイントされていますので、飛び石などによる小傷はありますが、概ね美しいレベルを保っています。
ご希望があれば、日本でのリペイントや細かい修正にもお応え致します。

また、同時期にリフレッシュされている内装はブラックですが、お好みでマルーンやボルドーなど当時のフランシス・ロンバルディの純正のシートやパネルもご用意可能です。

特別なチンクエチェントをこの機会に！　皆様のお問い合わせをお待ちしております。

■　FIAT 500 Francis Lombardi “My Car” - フィアット500 フランシス・ロンバルディ”My Car” 1971年

全長 : 2970mm
全幅 : 1320mm
全高 : 1325mm
車重 : 520kg

排気量 : 499.5cc
変速機 : 4速 MT
最高出力 : 18HP
最高速度 : 95km/h

国内新規登録　3年車検付納車

Sold