Lancia Delta HF Turbo

ランチア・デルタHFターボ

初期型オリジナルデザイン

 

何度もこのワードを使っていますが、今回も初期型です。
いまや泣く子も黙るイタリアンレジェンド、ランチア・デルタ。
巨匠ジョルジェット・ジウジアーロさんが手掛けた高級ハッチバックにして、のちのラリー界の帝王。それがランチア・デルタです。

今回のHFターボというモデルは、ラリー用のインテグラーレと異なり、初期のシンプルでシャープなボディラインが特徴。さらにさらに、内装が後期型と異なる「実にランチアらしい」一台です。

もちろん、左の写真のようなラリーイメージ満載のインテグラーレはカッコいいです。
ワタシもオーナーですし、大好きな一台です。
しかしです。物事には必ずはじまりというものがございまして...。

もともとデルタは今を遡ること40年以上も昔の1979年にデビューしたクルマ。
後にラリーの覇者となるのはなんとデビュー後結構な年月を経てからの話だったりします。
詳しい話はwikiやyoutubeをご覧ください。
ランチア・デルタと入れれば、ゴマンと映像を満喫できます。

同じアングルから撮った同一車両の写真とは思えないほどの違いがありますが、よーく見れば中身は同じなのです。そこがデザインのすごさとも言えます。

今回のデルタHFターボは、FF。今の車で言うとトヨタのヤリスくらいの小さなクルマです。
もちろん大人四人がしっかりのれるだけの空間はありますが、とにかく今の車はデカいということです。

毎回ジウジアーロ先生の車両の写真で悩むのは
「実物の存在感と写真の差が激しすぎる」

という一点につきます。
好みの問題こそあれ、70−80年代の巨匠のデザインはキレッキレ。
前から見ても横から見ても、斜めから見ても上から見ても、ハッとするような存在感があります。
それでいうと初期型デルタの最大の魅力は「シャープさ」につきます。

レトロフューチャー的要素

弊社がやたらにこだわる初期型のフィアットパンダ同様、天下のデザイナーが魂を込めて作った外装にふさわしい内装というのも、イタリアンデザインを楽しむうえでは外せない要素の一つだと思っています。

左の広報写真が今回の初期型HFターボの内装です。
下のいわゆる後期型と見比べていただくと、どちらも秀逸ではありますが、やはり初期型には「遊び」のような感覚に満ちあふれています。

センターコンソール上端にある7つもの四角いボタン。
現代のタブレット的なコンソールとは全くの真逆な世界観。

おそらくですが後期型のほうが実用的で理にかなった性能を発揮することはわかるのですが、やはりニヤニヤしてしまいます。


interior lancia delta integrale

どちらもいいのですが、デザインという視点、そこにおける妥協のなさという点ではやはり初期型はいつも図抜けていると個人的には信じています。
イタリア人の最初に物を生み出すときの情念というか、夢中さというか、そういった部分はやっぱり感じますよね...。


さらに、今回のHFターボは、ランチアにとってちょっと特別な意味を持つ「HF」という名前がついているように細かいところに贅沢が施されています。
写真ではわかりにくいのですが、パッと見ノーマルに見えるステアリングホイールも樹脂ではなく革張りになっていたり(巨匠デザインのステアリングホイールの形をそのままに革張りを施すという凝りっぷり)、様々な特別外装色が用意されていました。
今回の車両はランチアクラブイタリアの会員が所有していた一台ですが、イタリアでは全く見かけることがないと言っても良い「ブラックペイント」が施されています。

エッヂーなデザインに映える黒いペイント。
しかもシート生地は高級服地ブランドの「エルメネジルド・ゼニア」が奢られています。
たまりませんね。


ちなみにこのHFターボは

1984年製。当時のランチアはランチア・ラリー037で世界ラリー選手権を制したり、LC1やLC2というマシンで耐久レースでも大活躍していたノリノリの時代。

1600CCのエンジンにターボを加え、当時としても結構なやんちゃっぷりを発揮する130HPを発揮。上品でおとなしそうな見てくれとは裏腹に、相当過激な走りを堪能できます。さすがはHFといったところです。

さらっと切れ味バツグンのデザインと走りを誇る個性的なクルマ。世界的な暴騰を続ける「あのデルタ」ではない方のデルタ。
ラリーとランチアに詳しい方なら思わず唸るヒストリーに加え、現車には当時の変態タイヤ「ミシュランTRX」を装着するための、専用設計ホイールも付属します。

Lancia Delta HF Turbo -prima serie 1984-

排気量 1585cc

馬力  130CV
車重  1000 kg

5速マニュアル


Price- ASK
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FIAT ABARTH 595 replica