ABARTH 595 / 1969 お仕立てプロジェクト 続報!

さて、以前にもお伝えした最新のアバルトキットを導入した595再生計画。イタリアでの作業が終了し、いよいよ日本上陸を果たしました。

まだまだしばらくは慣らしが必要ではあるものの、非常にトルクフルで、最適化されたギアリングとシンクロメッシュのおかげで、実にスムースかつ洗練した走りを見せてくれています。
慣らしが終わった後が非常に楽しみな一台に仕上がりました。

復活したCassetta Abarthは、当時の完全復刻ではありません。
当然のことですが、なんだかんだで、ちょこちょことアップデートがされています。

親方はそんな新しいパーツたちのクセをよく知っていて、今回の依頼をこなすにあたっては「いろいろあるんだよなあ…。このカセッタはよ…。」なんて親方ならではのウンチクが繰り広げつつ進められました。

新たなアバルトパーツを組み込むにあたり、さまざまな箇所にも手を入れ、しっかりとバランスを取られたエンジン。
トルクフルで都内の走行もラクラク。加えてうちのマウロが70年代初頭に595/695でレースに出ていた頃のセッティングをもとに組み上げた足回りとあいまって、楽しい運転を存分に味わうことのできる、そんな595に仕上がりました。


まだ慣らし段階なので、全開というわけには参りませんが、それでも「これがあの二気筒?」というようななめらかな回りを披露してくれています。

とにかく、アタリがつくころが非常に楽しみな一台に仕上がりました。

さて、これからは、メーター類やホイールといった日本国内での作業を残すのみ。

オーナー様の「69年当時の500オーナーが、カセッタアバルトを手に入れたときの感覚をトレースしてみたい…。」というお題で進められているこのプロジェクト。

いよいよ佳境に入りました。

また改めてご報告したいと思います。

お楽しみに~

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